外国人介護職員の定着に補助、埼玉県が受付中|11月13日締切の対象経費
要点3行
- 埼玉県は10月13日、外国人介護職員の定着を支える補助金の受付を開始。申請は11月13日17時までの電子申請で、1法人1回に限る。
- 対象は介護福祉士を目指す外国人職員。教材費、マニュアル翻訳、日本語学習、メンタルヘルスケアなどは3分の2、住居の賃借料は3分の1を補助。
- 介護福祉士の取得支援をしていない施設や、申請日時点で退職した人・退職意向のある人は対象外。県の認証制度1つ星以上も要件になる。
元になった報道・発表:埼玉県「外国人介護職員が長く働ける、魅力ある埼玉介護の促進補助金」(2026年10月13日掲載)(埼玉県、2026年10月13日)/埼玉県「外国人介護職員が長く働ける、魅力ある埼玉介護の促進補助金交付要綱」(2026年10月13日掲載ページの添付資料)(埼玉県、2026年10月13日)/埼玉県「外国人介護職員が長く働ける、魅力ある埼玉介護の促進補助金Q&A(令和8年度)」(2026年10月13日掲載ページの添付資料)(埼玉県、2026年10月13日)
何があったか:埼玉県が外国人介護職員の定着に補助金
「外国人介護職員が長く働ける、魅力ある埼玉介護の促進補助金」とは、介護福祉士の資格取得を目指す外国人職員を雇う埼玉県内の介護施設に、県が経費の一部を補助する制度です。埼玉県の制度ページは2026年10月13日(令和8年10月13日)に掲載され、同日8時30分から令和8年度の申請受付が始まりました。締切は2026年11月13日(令和8年11月13日)17時で、期間外の申請は受け付けません。申請は電子申請で、1法人1回までです。
対象となる職員は、日本語学校に在籍する留学生と、介護福祉士を目指す技能実習生(介護)と特定技能外国人(介護)です。申請する施設には、埼玉県介護人材採用・育成事業者認証制度で1つ星以上の認証を取得(または申請)していることと、埼玉県外国人介護職員応援宣言の趣旨に賛同することが求められます。
交付要綱によると、補助の対象となる経費は4種類で、補助率は次のとおりです。
- 資格取得の経費(教材費、外部講習の参加費など)とコミュニケーション促進の経費(業務マニュアルの作成・翻訳、多言語翻訳機、日本語学習の支援、職員の異文化理解研修、孤立防止やホームシックなどのメンタルヘルスケア、地域の交流会など)は、補助率3分の2です。対象となる支出の上限は1事業所30万円、1法人60万円です。
- 介護福祉士養成校に進む留学生の日本語学校の学費は、補助率3分の1で、1人あたり60万円までです。
- 技能実習生と特定技能外国人の住居の賃借料などの地域生活費は、補助率3分の1で、1人あたり月額3万円、1法人10人までです。
補助は予算の範囲内で、事業が終わってからの精算払いです。
現場への影響:介護施設の施設長・人事が確認したい点
- 資格取得の支援が前提です。 埼玉県のQ&Aでは、外国人職員が在籍していても、介護福祉士の資格取得に向けた支援をしていない施設は対象外としています。すでに合格した人や、申請日時点で退職している人・退職の意向がある人も対象になりません。
- 対象外の経費が細かく決まっています。 監理団体への手数料、登録支援機関に委託した支援計画の日本語学習の経費、他の用途にも使うパソコン、交流会の飲食代、敷金・礼金や仲介手数料は対象外です。日本語能力試験の受験料はN1からN3だけが対象です。
- 年度内の支払いが条件です。 前年度に払った資格取得やコミュニケーションの経費は対象外で、どの経費も3月末までに支払いを終える必要があります。申請後に対象者を追加することもできません。
- 出典で示されていないこともあります。 予算の総額や交付の見込み件数は、今回の案内からは確認できません。
国の制度では、外国人の就労環境整備助成金の記事も参考になります。ただし、同様の経費で他の補助金を受ける場合は、この補助金の対象外です。
明日からできること:施設長・人事のチェックリスト
- 自社の事業所が交付要綱の対象サービスに入っているか、県の認証制度で1つ星以上を取得しているかを確認する。
- 外国人職員ごとに、介護福祉士を目指しているか、どんな支援をしているかを整理し、申請に入れる人を一度に決める。
- 教材、マニュアル翻訳、日本語学習、メンタルヘルスケアなど、今年度に予定している取組と見積もりを、Q&Aの対象外の項目と突き合わせる。
- 住居費を申請する場合は、賃貸借契約書や本人から徴収している居住費の額が分かる書類をそろえる。
- 11月13日17時の締切に間に合うよう電子申請の準備を進め、不明な点は埼玉県福祉部高齢者福祉課に確認する。在留資格の手続きは、出入国在留管理庁や登録支援機関に確認する。
YOLO BRIDGE の視点
補助の対象に、業務マニュアルの翻訳や日本語学習の支援と並んで、孤立防止やホームシックなどのメンタルヘルスケア、地域の人との交流会が入っています。資格の勉強を支えるだけでなく、日々の言葉の壁や気持ちの落ち込みにも手当てをする費用を、県が定着の取組として扱っている点に意味があると私たちは考えます。一方で、この補助を使った施設で外国人職員の定着がどう変わったかは、出典では示されていません。
介護の現場では、夜勤や記録の書き方など、本人が働きながら何度も確かめたくなることが多くあります。困りごとや気持ちの変化は、本人が言い出す前に周りが気づけるかどうかで、その後の対応が変わるとみられます。YOLO BRIDGE は、月1分のサーベイで外国人スタッフの声を拾う仕組みと、会社のサポート担当として質問に応える AIバディー(先行体験受付中)を通じて、離職につながる前の小さなサインに気づく土台づくりを支援します。詳しくは YOLO BRIDGE のご案内 をご覧ください。
よくある質問
埼玉県の外国人介護職員向けの補助金とは何ですか?
補助率と上限はいくらですか?
外国人の介護職員を雇っていれば、どの施設でも使えますか?
出典:埼玉県(2026年10月13日)/埼玉県(2026年10月13日)/埼玉県(2026年10月13日) ※事実関係は各出典でご確認ください。
